「インプラントはやりたくない」
という患者さんのために

「インプラントは怖い」
「年取った時のことを考えると心配だ」
そのような理由からインプラントを敬遠される患者さんが当院にも多くいらっしゃいます。
「ならば、結果の出るデンチャーで患者さんを噛めるようにしたい」
※デンチャー=入れ歯
そう思って神賀院長が選んだのが超精密入れ歯「KGKデンチャー」。
どういうプロセスで超精密入れ歯導入に至ったかをざっくばらんに先生にお話を聞きました。
目次
インプラントは生きている組織があればアゴの骨とくっつく

「インプラントはイヤだ」ずっと通っている患者さんがそう話したことが、超精密入れ歯「KGKデンチャー」の導入のきっかけと聞きました。
先生は、患者さんのためにどうしたらいいか考えて「実行」してくれるんですね。
他院で「うちでは出来ないから他の歯医者さん当たって」という先生もいると聞きます。
え、そんな先生いるんですか?


例えば、入れ歯の難症例で大学病院を紹介しても結局戻ってくるという先生の話を聞きました。
入れ歯に苦労している患者さんを、自信を持って受け入れられるいいパートナーが見つかったんです、近藤義歯研究所という。
入れ歯で日本最強ということは、おそらく世界一の技術のプロ集団です。
インプラントじゃなくても、この入れ歯なら大丈夫だと。


ちなみにどうして口腔外科を目指したんですか?
一番は「分かりやすい」からです。
やり直しは効くんです、インプラントはくっつかなかったらもう1回埋め直せばいいんです。
歯医者さんの外科系(口腔外科)は、基本的にやり直し(リカバリー)が出来ます。


でもインプラントは、リカバリーが出来ない先生が打つと悲惨なことになる話を聞いたことがあります。
基本的には出来るんです。
インプラントの最初のカウンセリングの時も「100%成功するものではないから」とお話しします。
100本やったら4~5本はくっつかないのはあるから、それは必ずリカバリーします、と。


そういう説明をしてくれれば、ドキドキしないんですけれどね。(汗)
今までリカバリーしてくっつかなかったのは、1症例だけです。
その症例以外はリカバリーで全部付いてます。


インプラントで骨に埋める部分の「チタン」は、骨と癒着してくれるんですよね。
基本は拒絶反応を示しません。
感染が怖い、あとはドリリング(削って穴を開ける)したときに、骨が硬い人は温度が上がっちゃうんですよ。
そうするとそこの組織は挫滅(ざめつ:組織が破壊されること)しちゃうので、そこにインプラントが入ってもくっつかないんです。
そこに「生きている組織」がないから。


「生きている組織」があって、初めてインプラントの「ネジ」と「アゴの骨」がくっつくんですね。
生きている組織があると、そこで骨の代謝が起きるので骨が作られるのですが、焼けて死んじゃっていると代謝が起きないんですよ。
焼けちゃった組織がなくなるまでは代謝が起きないので、その間にインプラントの表面は感染しちゃいます。
ドリルの回転数を「これくらいで」と決めてやっていますが、骨の硬さなど個人差があります。
ドリルをポンピング(小さく上下させること)しながらいくけど、やっぱり失敗は0ではない。


インプラントって打つの、難しいんですね。
噛み合わせによって脳がいろいろな命令を出します
入れ歯はどうしても動きます、動く中でどう噛ませるか?です。
インプラントは単純、完全に固定しちゃうから。
噛み合わせも、超精密入れ歯の「フルバランスオクルージョン(奥歯で噛んだ時にすべての歯が噛みあう)」みたいな大変な咬合(こうごう:噛み合わせ)を与える必要はなくて、インプラントは「ミーチュアリー」といって犬歯誘導咬合(けんしゆうどうこうごう)を与えてあげれば。


けんしゆうどう?
基本的には天然歯って、横に動かしたときに犬歯だけが当たるんですよ。
他の歯って全部離れるんですよ。
犬歯で誘導するから、犬歯誘導、です。
神経筋機構(しんけいきんきこう:筋肉と神経が協調して体を動かすための制御機構)という仕組みがあります。
歯と骨をくっつけている歯根膜(しこんまく)というのがあって、それはセンサーの役割をしています。
例えば、犬歯誘導が出来ていない=奥歯に負荷が掛かると「負荷が掛かってます!」という命令が脳に行くんです。(※犬歯は前歯というくくりです)
咬筋(こうきん)や側頭筋(そくとうきん:下記画像参照)などの噛む筋肉に「前歯が機能していない!奥歯はマックスの力を出せよ!奥歯で噛んで噛み潰せ!」という命令が行くんです。


だけど前歯だけが当たっているときに、前歯だけで力を出したら歯が割れるから、前歯だけが当たっているときは「そんなに力を出すなよ」という指示が脳に行くんです。


へえ~・・・人の体、脳、筋肉って、すごい。
犬歯で誘導している・・・犬歯は「前歯」なので、力がマックスには出なくなる。
そうすると、都合がいい。
ただ、歯ぎしりで犬歯がすり減る→筋肉が誤作動→奥歯が「マックスに力を出せよ」となる→奥歯がへたり始める&一晩中食いしばりがマックスの力を出している→アゴの関節に負担が掛かる→朝起きたらアゴが痛い、となるわけです。
ブラキサーの人とかそうですね。


ブラキサー?
食いしばり歯ぎしりを「ブラキシズム」といいます、それの「er」がついたヤツです。
とにかく、インプラントの時は「犬歯誘導」でいいんです。
犬歯誘導で咬合調整(こうごうちょうせい)をしていけばいいんです。

「超精密総入れ歯の咬合調整」は28か所

インプラントは「犬歯」が合わせるポイントなんですね。入れ歯みたいにあっちもこっちも合わせなくていい?(下記画像参照)

犬歯が残っていれば。
あとは中心咬合位(ちゅうしんこうごうい)は、バランスよく咬ませて、側方(そくほう)は犬歯誘導にすればいい。


そくほう?
側方は横の動きです。
フルデンチャー(総入れ歯)は、「フルバランスオクルージョン」(上記画像参照)といって、28か所の咬合調整をしないといけないんです。
もう、そこが大変です。


入れ歯とインプラントの噛み合わせの調整、全く違うことをやっているんですね。
デンチャーは固定されていないので、上と下の歯で噛んでいる状態で動かないようにすることを考えないといけない。
それがフルバランス、です。


・・・気の遠くなるような作業ですね。
そう、調整する範囲がデカすぎる。
そこが難しい、もう単純じゃないですね、デンチャー。


入れ歯の最強のパートナーを得ました

アメリカに行くと、入れ歯は入れ歯、歯周病は歯周病、インプラントはインプラント、それぞれ専門の歯医者さんがありますもんね。
カナダには、デンチュリストといって歯科技工士さんが開業できるという話を聞きました。
それくらい難しいことを、日本では1人の先生がオールラウンドにやっていること自体大変なことですよね。
理論的なことを理解していても、実際にやろうとするとさじ加減は難しい。
なので、今回「近藤義歯研究所」という最強のパートナーを得たことは、本当にラッキーなことです。
なんたって「研究所」ですからね。



ずっとインプラントをやってきた先生が「これは大丈夫」と納得出来た入れ歯だというところに、超精密入れ歯「KGKデンチャー」の意義がありますよね。
信頼できる「入れ歯専門の歯科技工所」と出会えたことは、本当に良かったです。
マーケティング部長の近藤さんが飛び込みで来てくれて、本当によかった(笑)、これもご縁ですね。
